no.52 魔法/魔術の歴史
- otagami_
- 2018年1月28日
- 読了時間: 4分
魔術を学ぶのであれば、その始まりを知らなければならない。
それ故に、歴史と概要などを書いていこうと思う。
まず、「魔術」と「魔法」の違いは
「魔法」魔の扱い方/その掟など
「魔術=呪術」魔を自分のものとして扱うもの
「魔導」魔の道へ進む/誘うもの
つまり、それぞれは「魔」を扱うことでは同意であり、
「魔法」<「魔術」<「魔導」
「魔法使い」<「魔術師」≦「魔導師」となるわけだ…。

現代においては「魔法」というのはフィクションであり、
現実にはないものだと、私達の世代はアニメや漫画という文化において擦り込まれている。
だが、世界の歴史はそうではなく。
多くの書物で「魔術や魔法」が出てくるのだ。
私が学校で教育をされた時に「魔女狩り」は魔法を信じるキチガイによって行われたと言われ、それは私達の常識となっている。私達が「魔法」を知らないからだ。
その「魔法」を知るためにはどの時代が起源で、どのような文字や呪文、自然が用いられ
それを科学的に実証できるレベルにまで持っていかなければならない。
no.49 において私は魔術を実践して怪奇現象が実際に体感したのだ。
それらをもっと知りたいと思うのは当然の好奇心である。
話がそれたがまず、歴史を見ていこうと思う。
古代ギリシア(BC400000-BC1)の魔術
「ゴエーテイア」>「マゲイア」「ファルマケイア」>「テウルギア」
魔術が存在するのであればここが始まりになるのではないか?

アケメネス朝ペルシア (BC630-) ゾロアスター教 ザラスシュトラ
これは世界の宗教のほとんどがゾロアスター教が起源であるのが理由である。
そしてその開祖は魔術師だったと言われている。

古代イスラエル ソロモン王(BC10-BC9) ソロモンの魔術書
「魔術は基本的に神の力に依るもので、神に祈ることでさまざまな霊に働きかけた結果起こる」とされる。これら霊たちにいかに働きかけるか、魔術を行うのに必要な道具、材料、適切な時間、シンボル、呪文が主な内容。
「盗まれたものを見つける」「姿を見えなくする」「賢者から知識を引き出す」「霊たちが所有する財宝を支配する」 身の清め方、生贄の捧げ方、道具の作り方といった準備作業を解説している。

古代ヨーロッパ (AC1-AC11) ルーン魔術=ガルドル魔術
ゲルマン人の古い文字体系であるルーン文字を用いた魔術
北欧神話にも登場する言葉である。
こうした呪文を唱えることで、武器から身を護り、鎖のいましめを解きほどき、傷を癒し、 病気を治し、火を消しとめ、嵐をしずめ、女性の愛をものとし、預言を請うべく死者を呼びさます等の効力があるものと、信じられていた。

中世ヨーロッパ(AC5-AC15) 錬金術(キミア)=魔術
完全な金属である金の探究は道徳の探究でもあり、滓を取り除き、より物質を洗練させ、純粋なエッセンスを抽出することを目指した のが錬金術
当時は錬金術や魔術と自然は対立するものではなく、自然と調和するものと考えられていた 。故に悪魔との接触を行う「魔法」と呼ばれた。

古代エジプト(AC7) 呪文 「Handbook of Ritual Power(儀式手引書)」

書物には相手を惚れさせる呪文や仕事で成功する魔術など、ハウツー本でありそうなものからはじまり、悪霊を退散させる方法、危険な細菌感染症の治療法などの多岐にわたった内容が掲載されているようです。儀式の手法も流石に本格的で、例えば「誰かを支配下におきたいのならば、二本の釘に魔法の呪文を唱え、対象者の家の扉の左に一本、右に一本打ち込むべし」といった指南がなされているのだそうです。

近代ヨーロッパ 自然哲学>自然魔術
『自然魔術』は、人工宝石や花火、香水の作り方、動物の品種改良、肉の焼き方、果物の保存方法などの雑多なレシピが大部分を占めていた。
16・17世紀には、コスモス的・自然哲学的な視点は、濃淡はあれ広く共有されていたが、19世紀になると、今日みられるような専門化された狭い観点に徐々に移り変わっていった

アレイスタークロウリー (1875-1947) 儀式魔術師

カルヴァン教に憎しみを覚えオカルティズムの世界へと足を踏み入れる。
ケンブリッヂ大学に進み【黄金の夜明け団(魔術結社)】に入団
後に世界を転々としながら独自の魔術研究を進める為に 東洋の神秘思想などを学んだと言われています。
そして自らが体系化した魔術を著したのが【法の書】という本です。
彼は魔術への入り口へとなり得る存在でしょう。
キリスト教などではこのようなことを禁止されるが、
何故ダメなのか?悪魔が悪いことをしたと事件にでもなったのか?
それが証明されないのであれば私は証明する。
そのために魔術を研究したいと思う。
魔法でどんなことが出来るようになりましたか?
使ってみたいなあ。